Retty株式会社と東京大学大学院情報理工学系研究科は3月30日、新型コロナウイルス感染症が飲食店に与えた影響に関する分析を発表した。
この調査および分析は、Rettyのビッグデータ/データサイエンスチームによる“日本の外食産業の活性化”と“外食ビッグデータを活用したビジネス展開”を目的に企業・大学法人・研究機関などとともに、外食ビッグデータ「Food Data Platform」を活用した分析・研究・ビジネスソリューション開発の取り組みによるものである。
Go To Eatキャンペーンに参加した飲食店の来店効果は?
■新型コロナウイルスの影響が大きかった店舗の属性
1.高価格帯(ディナー価格5000円~1万円)の飲食店
※乖離度:該当価格帯における来店数の年間合計の前年比率を全体来店数の年間合計の前年比率で除した数値
2.最寄駅から距離の近い(0メートル~400メートル)飲食店
※乖離度:該当距離の店舗における来店数の年間合計の前年比率を全体来店数の年間合計の前年比率で除した数値
■Go To Eatキャンペーンに参加した飲食店の来店効果
Go To Eatキャンペーンが開始される前月の2020年9月と開始された2020年10月の来店数を比較。Go To Eatキャンペーンの来店効果を測定した。
プレスリリースでは、「参加した店舗においては平均して40%50%程度の来店増加効果が見受けられました。一方で参加していない店舗においては平均して10%程度の来店減少効果が見受けられました」と述べられている。
1.カテゴリー毎の来店効果
下記グラフの縦軸は「Go To Eatキャンペーン開始前月である2020年9月と開始月の2020年10月の来店数の増加率」で、横軸は飲食店のカテゴリー。すべての飲食店のカテゴリーでGo To Eatキャンペーンに参画している飲食店の来店数の大幅な増加を確認できる。
2.価格帯毎の来店効果
下記グラフの縦軸は「Go To Eatキャンペーン開始前月である2020年9月と開始月の2020年10月の来店数の増加率」で、横軸は飲食店の夜間の価格帯。価格帯の安い飲食店において大幅な来店数の増加が確認されている。
>> プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000112.000004025.html