コロナ前後で「キャンピングカー」「車両保険」へのニーズ高まる――ヤフーが分析レポート公開

ヤフー株式会社が運営するヤフーデータソリューションは、7月2日に分析レポート「自動車関心へのコロナ禍の影響とこれからの潮流をデータから読み解く」を公開した。検索キーワードから、コロナ禍前後の車のニーズ、トレンドを紐解いている。

レポートは、コロナ前後のニーズ変化と、今後の自動車関連のトレンド予測結果からなる。

「コロナの前後で増えたニーズ減ったニーズ」は、検索キーワードから車関連のデータを集め、検索量を前年同月と比較しグループを分類。大局的な変化を可視化した。


画像は「自動車関心へのコロナ禍の影響とこれからの潮流をデータから読み解く」より

前年と比較して検索数が増えたのは、「キャンピングカー」などウイルス感染拡大に配慮したアウトドア関連のワードや、「軽自動車」「損保」といったコスト見直しを検討しているワードだった。反面、「レンタカー」や「ドライブレコーダー」といった、お出かけに関わる検索ワードは減少している。

「今後のトレンド」では、少しずつ検索量が増えているキーワード「電気自動車」と「リセールバリュー」に着目。

電気自動車の検索数は2015年から徐々に増え「日産新型リーフ発売」、「テスラ株大幅下落」などのニュースが発表されたタイミングで急上昇している。一段と関心が高まったのは、「日本政府が2030年半ばからのガソリン車の新車販売禁止」という報道。同時期から環境問題に関するキーワードの検索数も増えており、一過性の関心ではなく、環境問題への意識が高まりつつある、と解釈できる。


画像は「自動車関心へのコロナ禍の影響とこれからの潮流をデータから読み解く」より

レポートではほかにも、特徴キーワード分布抽出の結果も公開されている。これら分析の詳細に関しては、7月7日に開催する自動車業界向けオンラインセミナーで解説するという。

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