株式会社DATAFLUCTは、8月3日から組織内のデータを統合するサービス「inctra」のベータ版の事前登録を開始した。勤務状況やプロジェクト進捗など、企業内の組織・人のデータを集約・統合・可視化してデータに基づくムダ・ムリ・ムラをなくし、生産性向上を支援する。
データを集約して、企業の生産性を見える化する
新型コロナウイルスの流行でリモートワーク(テレワーク)が急速に広まり、社員のワークライフバランスの向上、無駄な会議や固定費の見直しなどが進んだ反面、リモート環境下での課題が浮き彫りになっている。社員の勤怠・健康管理をはじめ、ノウハウやプロセスの属人化、社内の情報共有頻度、生産性が維持・向上できているかなど「見えない」ことも増えた。
inctraは、そうした「コミュニケーションの課題を抱える組織」や「生産性の可視化・透明化に課題を抱える組織」向けのサービスだ。DWH(データウェアハウス)を提供し、組織や人に関わるあらゆるデータを一元化する。さまざまなデータソースをもとに人物の生産性をあぶりだし、データ集約によって構造化されたデータ統合基盤として構築、最適化することで、データに基づく
- 適切な人的リソースのアサイン
- 透明性のあるプロジェクト管理
- ブラックボックス化しない個人のパフォーマンス評価
が実現できるという。
主な特長は以下の3つだ。
1. 組織や人に関わるあらゆるデータを一元管理・データ分析も可能
inctra上のDWHで集められるデータの対象は、財務データやプロジェクト会計データのほか、開発プラットフォーム、コミュニケーションツールまで多岐にわたる。人件費や工数管理などの構造化されたデータやコミュニケーションツール、開発プラットフォームなど形式の異なるデータもDWHで統合し、利用可能なデータとして一元管理できる。
集めたデータはBI機能を利用して可視化/データ分析ができ、他社サービスやアプリケーションとの連携も可能。そのため、組織の生産性のモニタリングや課題の発見、人員配置の最適化や人事評価指標など、組織と人に関わるあらゆる場面で活用できるという。
2. 副業・複業のプロジェクトマネジメントを支援
「inctra」にはプロジェクト会計機能、日報管理、目標・タスク管理などの機能がある。毎日の稼働の入力や、専用のプロジェクト会計ツールを使うといったわずらわしさをなくし、inctra上で稼働状況やコミュニケーションを可視化する。
3. 既存のアプリやシステムと連携し、データの統合を支援
バックオフィスや財務会計、CRM、プロダクト開発、社内コミュニケーションツールなど、社内の各部署で既に導入済みのSaaSやアプリケーションを継続利用したまま、組織・人に関わるデータをinctraに連携可能。導入コストやツール別のデータ連携の手間を削減し、組織の実態をよりクリアにできる。
データを基にAI・機械学習のモデル生成や最適化機能も追加予定
今後は、ベータ版の利用ユーザーの声をもとに機能のアップデートをすすめるほか、DWHに集約したデータを基にAI・機械学習を使ったモデル生成や最適化、BI/GUIグラフツールによる分析ソリューションといった追加提供を予定しているという。
8月31日までに以下のリンクから事前登録し、参加したユーザーには、inctraの正式サービス開始時に6か月の無償プランを優先して案内する予定だという。
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