※試験期間情報を更新しました(2021年8月27日)
データサイエンティスト協会は、「データサイエンティスト検定 リテラシーレベル」(以下、DS検定)第1回の申し込みを7月1日から開始した。データサイエンティストを目指す人々と、産業界とを結びつける指針となることを狙う。
データサイエンス初学者向けに、3つの力がバランス良く問われる
DS検定は、アシスタント・データサイエンティスト(見習いレベル)に必要な実務能力と知識を有することを証明する試験。
2021年度は9月1日から30日まで受験でき、CBT4択形式で共通会場で実施される。試験では数理・データサイエンス・AI(リテラシーレベル)のモデルカリキュラムを統合した範囲の内容が問われる。公式テキストは8月に販売予定だという。
- データサイエンス力:統計数理基礎、線形代数基礎、微分・積分基礎、回帰/分類、評価、検定/判断、グルーピング、性質・関係性の把握など
- データエンジニアリング力:システム運用、システム企画、クライアント技術、通信技術、基礎知識、テーブル定義、DWH、分散技術、クラウド、SQLなど
- ビジネス力:データ倫理、コンプライアンス、契約、MECE、言語化能力、KPI、スコーピング、データ入手、データ理解、意味合いの抽出・洞察など
モデルカリキュラムについては数理・データサイエンス教育強化拠点コンソーシアムが詳しい。
データサイエンティスト協会によると、受験資格は特に設けておらず、DS検定の受験対象者は以下のような人を想定しているという。
- データサイエンティスト初学者
- これからデータサイエンティストを目指すビジネスパーソン
- データサイエンティストに興味を持つ大学生や専門学校生など
試験詳細
- 受験資格:なし
- 実施概要:選択式問題
- 試験会場、試験時間:全国の試験会場で開催(CBT)問題数80問程度、試験時間90分
- 出題範囲:スキルチェックリストの3カテゴリ(データサイエンス力、データエンジニアリング力、ビジネス力)の★1(見習いレベル)相当と数理・データサイエンス・AI(リテラシーレベル)におけるモデルカリキュラムを総合した範囲
- 公式テキスト:2021年8月頃出版予定(7月出版予定から変更)、タイトル未定
- 対策講習:近日公開予定
- 試験期間:2021年9月11日(土)から2021年9月30日(木)
- 申込期間:2021年7月1日(木)10時から2021年8月29日(日)
- 申込み:データサイエンティスト検定 リテラシーレベル | CBT-Solutions CBT/PBT試験 受験者ポータルサイトより受け付け
- 受験費(税抜):一般10,000円、学生5,000円
ほか、申し込み前に検定に関するQ&A、受験規約を一読されたい。
2021年度は9月受験のみだが、今後は年2回(春、秋)の実施を計画しているという。
>>データサイエンティスト検定™ リテラシーレベル | 一般社団法人 データサイエンティスト協会
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