データサイエンス講座が無料 中学3年生から高校2年生までが対象

株式会社 Manai Enterprise(マナイ)は12月4日、中学3年生から高校2年生までを対象にした無料講座「データサイエンス講座」を開始する。

講座の目標は、社会問題に実装することで、講座で得た学びからAIが一般的な技術になっているであろう自分たちの未来についても考える機会を提供するとプレスリリースでは述べている。講座開始は2021年1月31日から。申し込みは株式会社 Manai Enterpriseの特設サイトで。

>> 無料講座「データサイエンス講座」

現役データサイエンティストが講師

講座では、デジタルコンサルタンシ―「デロイト デジタル」と協力し、同社のデジタルトランスフォーメーション支援を担当する現役データサイエンティストたちから、直接2ヵ月間多面的に学べる内容となっている。

講座では、「AIとは?」といったワークショップからはじまり、「AIブロック」「Scratch」を用いたプログラミング、活用アイデア企画および企画書のまとめ方、企画発表などを実施する。

IT人材、2030年には78.9万人不足に

経産省の調べによるとIT人材は2020年には36.9万人、2030年には78.9万人不足するとしている(マナイのプレスリリースより)。この結果とは裏腹に、LINEリサーチでは、男子高校生のなりたい職業トップ10の2位に「システムエンジニア・プログラマー」がランクインしているそうだ。

すでに高校生向けのデータサイエンス講座はいくつかあるものの、高額なので「親に頼みづらい」という声が聞かれているとプレスリリースでは述べている。

そこでマナイは、支援者などのサポートによって講座を無料にすることで、講座参加への間口を広げた。そして同社は、学生たちへ学びにのめり込んでもらう機会を作ることで、新たな武器を与え、自分たちの未来についても考えるお手伝いをしたい。そして、このことが将来のIT人材不足の解消に貢献できるのでは、と考えているそうだ。

>> 無料講座「データサイエンス講座」