データサイエンスコンペ「クラシック音楽の作曲家分類」開催中 賞金総額16万円

Nishika株式会社は12月2日、データサイエンスコンペティションを中心としたプラットフォーム「Nishika」において、「クラシック音楽の作曲家分類」と題したコンペティションを開催している。

Nishikaでは本コンペティションが7回目の開催で、賞金総額は16万円を設定。締切は2021年2月10日まで。

詳細はコンペティションページを参照してほしい。

音声解析によるクラシック音楽の作曲家を分類


本コンペティションでは、音声解析によるクラシック音楽の作曲家を分類するタスクに挑戦する。400以上の楽曲データを学習し、バッハやベートーヴェンなど15の作曲家の誰が作曲した曲かを、機械学習によって分類できる“判別器”を開発するタスクだ。

音声データを用いた楽曲を、機械学習によって自動で分類する技術は、楽曲のレコメンドなどにおいて、従来の協調フィルタリングなどによるレコメンドだけでなく、曲そのものの類似性をもとにしたレコメンドや、あいまい検索の実現分野などへの応用が期待されている。

1500人以上の国内外のデータサイエンティストが参加した実績

そもそも、データサイエンスコンペティションとは、AIやビッグデータの解析モデルを“オープンイノベーション方式”で開発する仕組みのこと。最高精度のAIモデルを開発可能なため、アメリカや中国などではAI開発の手法のひとつとして普及している。

Nishikaでは、企業から提出されたデータセットを、Nishikaに登録しているデータサイエンティストたちが各々で解析し、AIモデルを作成する。モデルの精度はリアルタイムで評価およびランキング化される。企業側は最も性能が良いAIモデルを、賞金と引き換えに獲得できる仕組みだ。

Nishikaではこれまで、レコメンドエンジンの開発や、株価予測など7つのデータサイエンスコンペティションの開催実績をもつ。参加人数は延べ1500人以上で、国内外で活躍するデータサイエンティストが参加している。