福岡市、データサイエンティストやエンジニア養成プログラムを主催 学生の地元定着ねらう

福岡市は、学生向けのエンジニア養成プログラム「データエンジニア・カタパルト」の受講者を募集開始した。福岡県内の大学・短期大学・専門学校等に通学する学生を対象に、1万円(最後まで受講し終了すると全額キャッシュバック)でWebアプリケーション作りやデータサイエンスの基本をレクチャーする。

「エンジニアフレンドリーシティ」をめざす福岡が抱える課題

データエンジニア・カタパルトは、福岡市が主催するエンジニアブートキャンプ。

リリースによると、福岡はIT企業が多いものの、新卒を育成する余力がなく、キャリア採用が中心となっているケースが少なくない。一方で、福岡の理工系の学生は、地元での就職を希望しながらも卒業後は東京など県外の企業に就職している、という。そこで、本プログラムを通じ、企業が採用したくなるような学生を育成することで、地場企業の新卒への認識を変え、学生の地元定着の流れを作るとしている。

メンターとして、「Backlog」「Cacoo」を提供するヌーラボをはじめ、福岡のスタートアップで活躍するエンジニアがつく。技術的な相談に乗るなどのメンタリングに取り組むという。

PHPの基本からLaravelの扱い方、データサイエンスも学ぶ

プログラムを運営するG’s ACADEMY FUKUOKAによると、カリキュラムは以下のとおり。

  • 入講オリエンテーション・課題説明
  • PHP クライアントとサーバの仕組み, PHP基礎の総復習
  • DB連携DB設計, CRUD処理
  • PHP実践PHPを用いたCRUD(登録・表示・更新・削除)処理
  • Laravel基礎Laravel(MVCフレームワーク)の基礎, 環境構築
  • Laravel基礎(1)〜(4)
  • アイディアソンDAY(1)〜(2)
  • ブーストハッカソン(アイディア~基本構造)プロダクトレビュー
  • データサイエンス
  • アイディアソン
  • 共同制作期間
  • デモデー(成果発表会)

オンラインでPHPの基礎、Laravelの実装、プロダクト制作、データサイエンスを学び、オフラインでのアイディアソンとプロダクトレビューを経て、成果発表をゴールに据える。

募集概要

  • 募集期間:2021年7月14日~8月15日
  • 開講期間:9月12日〜2022年2月中旬
  • 対象:福岡県内の大学・短期大学・専門学校等に通学する学生 30名程度 (原則、2022年3月卒業予定者は除く)
  • 受講料:10,000円(税込)※終了すると10.000円キャッシュバック
  • 申込方法:ホームページより申し込み
    • オンライン説明会も予約受付中

想定する学生像

  • プログラミングは独学で、オリジナルではプロダクトを創り切ったことがない方
  • 楽しくモノづくりをして、そのままでIT企業やスタートアップのインターンをしたい方
  • プロダクト開発の情報交換ができる学生同士の仲間やコミュニティが欲しい方
  • データサイエンスの入口を知りたい方やリアルなサービス開発でリアルなデータ活用方法を知りたい方

>>データエンジニア・カタパルト|エンジニアフレンドリーシティ福岡市主催
>>エンジニアフレンドリーシティ福岡のプレスリリース