「ヨガに関心」「公務員」などからペルソナ可視化 ヤフー、新しいビッグデータ活用サービスを発表

ヤフーは、7月28日開催のイベント「Yahoo! JAPAN DATA Conference '21 夏」で、新サービス「DS.INSIGHT Persona(ディーエス・インサイト・ペルソナ)」を発表した。

ヤフーデータソリューションは、ヤフーが提供している一連のビッグデータ活用サービス。行動ビッグデータを分析するDS.INSIGHT(ディーエスインサイト)、分析機能を社内ツールやBIツールに組み込めるDS.API(ディーエスエーピーアイ)、ヤフーのデータサイエンティストやアナリストがオーダーメイドで企業の課題を解決するDS.ANALYSIS(ディーエスアナリシス)などがある。

今回発表されたDS.INSIGHT Personaは、性別や年齢をはじめ、職業、関心、検索キーワード、家族構成などをもとに特定のセグメントを作成し、指定したセグメント条件からペルソナを可視化できるというものだ。
たとえば「未婚」「正社員」「ヨガに関心」というような細かな属性から、セグメントの年齢・性別比をはじめ、検索キーワードや家族構成、興味関心などをすばやく可視化してユーザー像をあぶり出す。

すでにサービス提供しているDS.INSIGHT Pepoleでは、検索情報などからトレンドや人流といったマクロなトレンドは追えるものの、人の顔が見えるものではなかった、という。

「お客様から実際のユーザーの顔が浮かぶようなサービスを使ってみたい、というお声をいただいていて今回の機能の開発に至りました。マーケティングでのターゲットユーザーの定義など、消費者理解を深めるツールとして活用してほしい」(ヤフー CDO 谷口 博基氏)

発表では画面イメージも公開された。

当サービスは現在開発中で、2021年度中のリリースを目指しているという。